発泡樹脂成形用金型交換システムの開発

2007年2月28日(水)

新聞に掲載

DAISEN(株)は、長年の発泡樹脂成形の技術を生かし、「発泡樹脂成形用金型交換システム」を開発しました。本開発は、日本自転車振興会の機械工業振興事業補助金の交付を受けて行う財団法人機械システム振興協会の委託による事業を受託した財団法人素形材センターから再委託を受けて実施したものです。

本システムにより

金型交換時間のシングル段取りが実現 
            ↓ 
従来2人で40分計80分が 1人で10分以内

高精度部材、機能部材としての発泡樹脂製品の活用が大きく期待される中、 生産の効率化を阻むハードルは、成形機の金型交換装備が前時代的であり、 人による作業時間が長く、成形機のダウンタイムが長いことでした。

カンバン方式など短納期に対応することが困難で、特に多品種少量生産はコスト的に見合いません。 金型交換システムの開発により、シングル段取りが一般化し、生産性向上、省人化が進むと予想されます。

「金型交換システム」による生産性向上は、軽量化ニーズの高い自動車部品、軽量・断熱効果を利用した電気製品の機能部品、 これらの多品種少量生産への対応を可能にします。

金型自動交換システム

新製品の装置は以下の6点の構成からなります。

  1. 1) ワンタッチ流体接続ユニット
  2. 2) 金型クランプ装置
  3. 3) 電動型締発泡成形機
  4. 4) クイック充填器
  5. 5) スプリング式離型ピン
  6. 6) 金型搬送装置

上記新製品は単体でも使用することができる技術の集合体です。

この「金型交換システム」は、当業界の技術革新となり、 各国に先駆けて発泡成形産業の国際競争力の向上に大いに貢献します。

<お問い合わせ先>

株式会社ダイセン工業 営業部
TEL:0573−66−0555
FAX:0573−66−3276